2023年3月22日
歴史・文化スポット
札幌観光の魅力!アートとレトロ建築スポットを巡る旅|にっぽん旅めぐり
東区に位置する「モエレ沼公園」は、23年もの歳月をかけて完成した総合公園です。基本設計は世界で活躍する彫刻家イサム・ノグチが手掛けています。約189haもの広大な敷地には、公園のシンボル的存在の「ガラスのピラミッド」、ゴミ処理場としての名残を留める建設残土と不燃ゴミを積み上げた「モエレ山」などが点在。春は約1,600本の桜が一斉に咲き誇る「サクラの森」、夏は海辺をイメージした「モエレビーチ」、秋は色とりどりの大輪が夜空を彩る「モエレ沼芸術花火」、冬はモエレ山での雪遊びなど、四季折々の楽しみ方があります。
モエレ山には、山頂へと至る5つのルートが用意されていて、約10分のハイキング気分を味わえます。標高62mの頂上から望む札幌市内の眺望も必見ですよ。最大25mまで水が噴き上がる「海の噴水」や古代の遺跡を思わせる花崗岩を99段も積み上げた「プレイマウンテン」も見逃せません。澄み切った青空・夕焼け・満天の星といった美しい情景を映し出すガラスのピラミッドや、夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気へと変わる海の噴水など、時間帯によってさまざまな表情と出合えるのも大きな魅力です。まるで、公園全体が一つの作品であるかのような完成度の高さに圧倒されます。
ガラスのピラミッド内には、新鮮な地元の食材をふんだんに盛り込んだフレンチレストランやイサム・ノグチの関連書籍、照明器具AKARI、オリジナルグッズがそろうショップも併設。アートスポットらしいユニークな形の遊具で遊んだり、レンタサイクルでのんびりと園内を巡ったりと、大人も子供も1日中遊び尽くせるスポットです。
モエレ沼公園
- 住所:〒007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
- アクセス:
【バス】「地下鉄環状通東」駅から路線バス乗車、「モエレ沼公園東口」バス停下車
【自家用車】札幌市街地から約30分
新千歳空港から高速道路経由で約50分 - 公式サイトはこちら
札幌の中心部から少し離れた南区の丘陵地に建つ「札幌芸術の森」。豊かな自然に囲まれた約40haの敷地に「札幌芸術の森美術館」や「札幌芸術の森野外美術館」「工芸館」「有島武郎旧邸」などが立ち並び、芸術文化の拠点として親しまれています。野外美術館には、起伏に富んだ雄大な自然の中、世界的なグラフィックデザイナー福田繁雄や、ノルウェーを代表する近代彫刻家グスタフ・ヴィーゲランをはじめとする世界各国の有名彫刻家の作品が展示されています。作品の多くは、作家自身が札幌を訪れ、環境や気候などを考慮して、ここに飾るためだけに制作されたものです。春の桜や夏の深緑、秋の紅葉と移り変わる自然とアートが忘れがたい光景を創り出しています。1~3月には、一面に広がる銀世界のなかでかんじきを履いて野外美術館をめぐる「芸森かんじきウォーク」も開催していますよ。
札幌芸術の森美術館は、札幌や北海道にゆかりのある作家や、国内外の近現代美術を中心としたコレクションを収蔵していて、作品の数はおよそ1,700点にも及びます。年に数回の展覧会では「ディズニープリンセスとアナと雪の女王展」や「新海誠展」が開催されるなど、芸術から身近なアニメまで幅広いテーマの作品を鑑賞できるのも嬉しい点です。敷地内には陶芸・七宝・ガラスなどのものづくり体験ができるクラフト工房や、ビュッフェレストラン、自家製スイーツやドリンクとともに一休みできるカフェもあります。独創的な芸術作品と四季折々の自然、自分で生み出すオリジナル作品など、札幌が誇る芸術と自然を五感で満喫しましょう。
札幌芸術の森
- 住所:〒005-0864 北海道札幌市南区芸術の森2-75
- アクセス:
【バス】地下鉄南北線「真駒内」駅から路線バス乗車、
「芸術の森入口」または「芸術の森センター」バス停下車
【自家用車】札幌市内中心部から約40分 - 公式サイトはこちら
現在、「札幌市資料館」として一般公開されている建物は、大正15(1926)年に「札幌控訴院」として誕生した建造物です。裁判所の移転をきっかけに、昭和48(1973)年に資料館として、新たな命を吹き込まれました。控訴院とは、現在の高等裁判所の役割を担っており、かつては札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・長崎と全国8ヶ所に置かれていました。そのうち現存しているのは、「旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」(現在の名古屋市市政資料館)と札幌のわずか2ヶ所のみという貴重な近代遺産です。建物の秀逸さを物語るように、令和2(2020)年には国の重要文化財にも指定されています。
一番の見どころは、建物正面の上部にあるギリシア神話に登場する法の女神と公正を意味する秤、正義を表す剣の彫刻。これは、控訴院らしく裁判の公平さのシンボルです。壁の外側に札幌軟石を使用した造りも特徴的で、札幌軟石を用いた建造物としては現存最大級の規模です。随所に施されたルネッサンス様式の意匠が、優雅さを放っています。
館内には、控訴院の法廷を復元した「刑事法廷展示室」や札幌出身の漫画家おおば比呂司氏の作品を展示した「おおば比呂司記念室」、札幌国際芸術祭(SIAF)に関する書籍や記録を閲覧できる「SIAFラウンジ」など、無料の展示室もあります。「SIAFラウンジ」には、カフェスペースも完備されていますので、ほっと一息つけるのも嬉しいところ。札幌控訴院としての歴史に思いをはせながら、館内を見学してみてはいかがでしょうか。
札幌市資料館
- 住所:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西13丁目
- アクセス:
【電車】地下鉄東西線「西11丁目」駅1番出口から徒歩約5分
市電「中央区役所前」駅または「西15丁目」駅から 徒歩約6分
【バス】JR北海道バス、北海道中央バス「北1条西12丁目」バス停から徒歩約2分 - 公式サイトはこちら
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▲クロスホテル札幌
「新しいつながりを感じる入り口」をコンセプトとして地域の魅力を新たなスタイルで発信するCROSS HOTELは、人と地域をつなげる特別な場所。181室全てが北海道で活躍するアーティストと制作した「アートルーム」であり、アートの街札幌を館内でも体験できるクロスホテル札幌はJR札幌駅から徒歩約5分と、主要都市からのアクセスも抜群。2022年4月に全室リニューアルが完了し、非日常を感じられる「HIP」、都会的で洗練された「URBAN」、木の温かみのある「NATURAL」の3つのカラースタイルから滞在シーンに合わせて客室を選べるようになりました。
フレンチをベースとした四季折々の食事が嬉しいメインダイニング「hache(アッシュ)」や、最上階18階から札幌の街並みを一望できる大浴場、札幌を愛する地域の人々と作り上げた個性や感性を刺激するカルチャーイベントの実施など、宿泊だけでないおもてなしや、ここでしかできない体験を提供してくれるホテルです。この街このホテルで過ごす、かけがえのないひとときを感じられるホテルステイを楽しみたい方におすすめです。-
クロスホテル札幌
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〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西2丁目23番地
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JR札幌駅から徒歩約5分
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