2023年6月28日
おすすめスポット5選
夏の京都を楽しむ!お祭りとおすすめ観光スポット|にっぽん旅めぐり
日本文化が色濃く残る京都は、厳しい暑さをやわらげる、涼を楽しむイベントや風物詩が豊富です。この記事では、京都の夏を堪能できるおすすめのスポットやお祭りをご紹介します。
京都ならではの、夏にしか見られない景色を楽しんでみませんか?
京の奥座敷・貴船に鎮座する、水神様の総本宮です。貴船山の麓に位置しており自然豊か。
境内には本宮・奥宮・結社の三社が鎮座しており、本宮と奥宮には水の供給を司る神・高龗神が、結社には木花開耶姫命の姉姫・磐長姫命がお祀りされています。また奥宮には、高龗神とともに、闇龗神と玉依姫命もお祀りされていると伝えられています。
ご利益は「諸願成就」「運気隆昌」「えんむすび」。本殿横には絵馬発祥の地にちなんだ神馬像、奥宮には御鎮座伝説にまつわる舟形石、結社には御利益を受けた和泉式部の像などがあり、見どころが豊富です。御神水に浮かべると文字が浮かぶ「水占みくじ」もあります。
水の神様をお祀りする貴船神社では、7月7日に「貴船の水まつり(七夕神事)」が行われます。この神事に合わせ、本宮境内では七夕飾りライトアップが実施されます。日没後、参道にずらりと並ぶ灯篭とともに、本宮の周りで笹飾りがやわらかな明かりに灯され、幻想的な雰囲気に。短冊を購入すれば、願い事を記し笹に飾ることができます。ライトアップは例年7月1日から8月15日までとなっており、期間中は拝観時間や、水占みくじ、御守や御朱印などの授与時間も延長されます。七夕飾りは本宮のみですが、奥宮や結社にも足を伸ばしてみてはいかがでしょう。昼間とは趣の異なる景色を楽しめます。
貴船神社
- 住所:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
- アクセス:
電車)
叡山電鉄「貴船口」駅からバスで約4分、「貴船」バス停下車
バス)
京都市営地下鉄(烏丸線)「国際会館」バス停から約20分「貴船口」バス停下車、徒歩2分の「貴船口駅前」バス停から約4分、「貴船」バス停下車 - 公式サイトはこちら
全長約23kmの鴨川は、京都市内を南北に走る、京都を代表する川のひとつです。古くは禊を、近年までは友禅流しを行う川として、人々とともに京の文化と暮らしを育んできました。街のなかにありながら自然が多く、さまざまな魚類・鳥類が生息しています。高野川が合流する鴨川デルタは、特に緑が豊か。鴨川デルタには、アニメにも登場した飛び石がありますよ。
河川敷には運動場やジョギングロードなどが整備されています。また、東海道の起点である三条大橋から、繁華街に近い四条大橋、義経と弁慶の像がある五条大橋までは河川敷を歩けるようになっています。のんびり散歩をしてみてはいかがでしょう。
初夏になると、鴨川西岸の飲食店は河原に「床」を設けます。眼前には鴨川、向こうには東山。涼風を感じながら京の景色を堪能できる「納涼床」は、京都の夏の風物詩です。納涼床は例年5月1日から9月30日までとなっており、5月は「皐月の床」、6・7・8月は「本床」、9月は「後涼み」と呼ばれます。期間中、上木屋町・先斗町・西石垣・下木屋町の90近い店舗が自慢の料理を提供します。料理ジャンルは京料理・京懐石からフレンチ・イタリアン・中華・創作料理まで幅広く、ディナーだけでなく、ランチを楽しめるお店も多数。大変人気があるため、納涼床で食事を希望される方は予約がおすすめです。納涼床での食事付プランがあるホテルもあるので、ぜひチェックして見てくださいね。
鴨川
- 住所:〒606-8305 京都府京都市左京区吉田河原町
- アクセス:
電車)
阪急電車「河原町」駅下車
京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車
バス)
京都市営バス「河原町五条」・「四条河原町」・「京都市役所前」下車
「快慶のお不動さん」こと正寿院の創建は、1200(正治2)年と伝えられています。御本尊は、50年に一度しか開扉されない秘仏、十一面観世音。また快慶作の、憤怒相の不動明王坐像も安置されています。客殿では、江戸時代の天井画を復元した天井画を見ることができます。花や日本の風景が描かれた160枚の絵は、色鮮やかで見飽きることがありません。春夏秋冬の舞妓さんの絵が4枚隠れているので探してみてください。また本堂内陣の、江戸時代に描かれた種字曼荼羅天井画も観覧可能です。客殿・則天の間には、ハート形によく似た猪目窓があります。四季で様相が異なる庭と、時間帯で色を変える障子が生み出す景色を楽しめます。
正寿院では、毎年6月から9月まで風鈴まつりが開催されます。風鈴には厄除けの意味があること、また「眼耳鼻舌身」の五感で涼を感じて頂きたいとの思いから始まったもので、期間中、境内には2,000を超える風鈴が飾られ、辺りは涼やかな音色に包まれます。風鈴の種類はさまざまですが、特に見逃せないのは正寿院オリジナルの花風鈴。ガラスの風鈴に花が入っているもので、花はあじさい・ひまわりなど、開花時期によって変わります。また、全国47都道府県のご当地風鈴が集められたスペースもあります。風鈴まつり開催期間中は風鈴絵付け体験もできるので、自分だけの風鈴を作ってみるのも楽しそうですね。
正寿院
- 住所:〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
- アクセス:
電車)
京阪電車・JR「宇治」駅・近畿日本鉄道「新田辺」駅よりバス乗車後、
「維中前」バス停下車、タクシーで10分
バス)
京阪電車・JR「宇治」駅から「宇治茶バス」乗車後、
「正寿院口」バス停下車(※運行期間注意) - 公式サイトはこちら
1924(大正13)年に開園した、日本初の公立総合植物園です。約24haという広大な敷地には20を超えるエリアがあり、約12,000種類の植物が植えられています。園の南側には、四季を通じて楽しめる花壇や観覧温室、洋風庭園などが。北側には、山城盆地の面影を残す自然林「なからぎの森」や梅林、桜林のほか、日本の山野に自生する植物を自然に近い状態で植栽している「植物生態園」があります。さらに北西部の四季彩の丘には、「絶滅危惧種園」「中国植物園」などがあり、絶滅危惧種や貴重な植物を見ることができます。
毎年7・8月、朝の涼しいうちに園内を楽しめる早朝開園を実施しています。開園時間は通常より1時間30分早い7時30分。その年によって多少日にちは異なりますが、基本的に7月上旬と、7月下旬から8月中旬までの2回です。期間中は「朝顔展」も開かれます。朝顔は早朝に花開き、午前中のうちに閉じてしまうため、もっとも美しい花を鑑賞できる時間をお見逃しなく。変化朝顔もたくさん見られますよ。
また夏季には、「祭花」として祇園祭に欠かせないヒオウギや一日花のムクゲ、瑠璃色のルリタマアザミなど、この時期にしか見られない花がたくさん咲きます。公式HPの「なからぎ通信」「週刊オススメ植物情報」、SNSなどを確認してからのお出かけをおすすめします。
京都府立植物園
- 住所:〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町
- アクセス:
電車)
京都市営地下鉄「北山」駅下車、3番出口すぐ
京都市営地下鉄「北大路」駅下車、3番出口から東へ徒歩約10分
バス)
京阪電車「出町柳」駅から市バス1系統又は京都バス、「静原」「市原」行き。
「植物園前」バス停下車、徒歩約5分 - 公式サイトはこちら
毎年8月16日に行われる五山送り火は、お盆に帰って来た精霊を送る京都の伝統行事です。五山とは、京都市内を囲む「如意ヶ獄」、「松ヶ崎西山」及び「松ヶ崎東山」、「妙見山」、「大文字山」、「仙翁寺山」の6つ。この日20時になると順に点灯が始まり、火床で組んだ「大文字」「妙・法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や図形が、闇の中に美しく浮かび上がります。
五山送り火がいつ始まったのか、はっきりしたことはわかっていませんが、さまざまな資料から、15世紀以降ではないかと考えられています。
【鑑賞スポット】
「大文字」
・鴨川堤・鴨川堤西岸(丸太町橋~御園橋付近)
・京都御苑(清和院御門または寺町御門付近)
・白川通今出川周辺
・鴨川デルタ周辺
「妙」
・北山通〔ノートルダム女子大学附近~京都市営地下鉄「松ヶ崎駅」付近)
・宝ヶ池自動車教習所付近
「法」
・高野川堤防東岸(河合橋~松ヶ崎浄水場付近)
・北山通(京都市営地下鉄「松ヶ崎駅」~京都工芸繊維大北側付近)
「船形」
・北山通〔北山橋~北西〕
・鴨川堤東側(御園橋~北大路橋付近)
・船岡山公園
「左大文字」
・西大路通(金閣寺周辺から西院付近)
「鳥居形」
・渡月橋・松尾橋付近
・広沢池付近など
京都駅空中径路や京都タワーなどからは、複数の送り火を見ることができます。
ゆっくり送り火を鑑賞したいという方は、ホテル宿泊もおすすめです。
京都五山送り火
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クロスホテル京都
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〒604-803 京都市中京区河原町通三条下る大黒町71-1
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阪急京都線「京都河原町」から出口1Aより 徒歩7分
地下鉄東西線「京都市役所前駅」、ゼスト御池2番出口より 徒歩4分
地下鉄東西線「三条京阪」・京阪本線「三条」から6番出口より 徒歩4分
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