2023年9月20日
おすすめスポット5選
歴史・伝統・文化の息づく街 会津若松で訪れるべき観光スポット5選|にっぽん旅めぐり
この記事では、福島県の会津に宿泊するならぜひ訪れたいおすすめの観光スポット5つをピックアップしました。城下町・会津若松を中心に、伝統と歴史が息づく会津若松ならではの見逃せない観光スポットを厳選してご紹介します!
会津若松のシンボルとして、凛とそびえる「鶴ヶ城」。国内に唯一残る赤瓦の天守閣が大きな特徴で、日本100名城の一つに数えられています。また、「鶴ヶ城城址公園」として整備されていて、国の史跡にも指定されています。
鶴ヶ城の歴史は古く、今から640年ほど前にまでさかのぼります。室町時代に葦名直盛が「東黒川館」を建てたのが始まりです。当時は天守がなく、館に近かったと伝わっています。その後、安土桃山時代に蒲生氏郷により7層天守のお城が、江戸時代の大地震をきっかけに現在と同じ5層の天守が誕生しました。幕末の戊辰戦争の舞台でもあり、白虎隊や新選組ゆかりの地でもあります。1ヶ月も激戦が続いた戊辰戦争で落城しなかったことから、「難攻不落の名城」として名をとどろかせました。
博物館として活用されている館内は、2023年にリニューアルオープン。VRやデジタルアートなどのデジタル体験を通じて、会津若松の歴史を五感で体感できるスポットです。鶴ヶ城城址公園は桜や紅葉の名所としても人気で、春のさくらまつりや冬の「会津絵ろうそくまつり ゆきほたる」、季節に応じて変わるライトアップなど、四季折々の楽しみも尽きません。鶴ヶ城公園内にある、千利休の子・少庵が建てたといわれる福島県指定重要文化財の「茶室麟閣」などの見どころも満載です。
鶴ヶ城
- 住所:福島県会津若松市追手町1-1
- アクセス:
磐越自動車道「会津若松IC」から車で約15分
まちなか周遊バス「鶴ヶ城入口」下車 徒歩約5分 - 公式サイトはこちら
興徳寺の本堂東側、空風火水地の文字が刻まれた五輪塔が、「蒲生氏郷の墓」です。
お墓に眠る蒲生氏郷(がもううじさと)は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将です。織田信長の寵臣や娘婿としても知られていて、天正18(1590)年に九州征伐と小田原征伐の功績から、豊臣秀吉より陸奥国会津の領地を与えられました。伊勢から会津に移封した氏郷は、黒川城の改築や城下町の開発に力を注ぎ、会津黒川から会津若松に地名を変更した。その後も、氏郷は楽市楽座を中心とする商業政策に取り組んだり、漆器や酒造りを奨励したりと、会津若松の礎を築いた人物としても有名です。
会津若松の発展に尽力してきた氏郷ですが、文禄4(1595)年に京都の伏見にて40歳で病死しました。蒲生氏郷の死後、氏郷の子である蒲生秀行によって建てられた興徳寺内にある蒲生氏郷のお墓は、京都大徳寺の本墓から分骨したと伝えられています。お墓の周辺には、蒲生氏郷が整備した商店街・大町や鶴ヶ城などのスポットが点在していますので、氏郷ゆかりの地をめぐるのも一興です。
蒲生氏郷の墓
- 住所:福島県会津若松市栄町2-12
- アクセス:路線バス「神明通り」下車 徒歩約2分
- 公式サイトはこちら
1000円札でおなじみの野口英世は、黄熱病の研究で名をはせた世界的に著名な細菌学者です。会津若松といえば、英世が青年期を過ごした地であり、医学の道を志した地。幼い頃に負った火傷が残る左手を手術した病院があり、その病院に住み込んで3年ほど医学の基礎を学んだとの逸話も残っています。手術をきっかけに医学の道を目指すようになったといわれていて、野口英世を語る上で欠かせない場所です。
そんな野口英世と関係の深い「野口英世青春通り」が会津若松市の中心部にあります。道沿いには明治時代の建物を生かしたお店があり、ノスタルジックな雰囲気を放っています。通りに面した蔵造り洋館が目を引く「野口英世青春館」は、かつて英世が手術を受けた「會陽医院」の建物をそのままに残していて、1Fは喫茶店、2Fは資料館として活用されています。野口英世の銅像がそびえる野口英世青春広場や、通りの街灯を彩る野口英世のイラストなどもあり、町歩きが楽しいスポットです。
周辺には、英世が19歳の時に洗礼を受けた「若松栄町教会」や英世や英世の母ゆかりの酒造、英世の初恋の人である山内ヨネにまつわるスポットもあり、昔に思いをはせながら野口英世の足跡をたどれます。
野口英世青春通り
- アクセス:
磐越自動車道「会津若松IC」から車で約30分
まちなか周遊バス「野口英世青春広場前」下車 徒歩すぐ - 公式サイトはこちら
「七日町通り」は、JR七日町駅から「野口英世青春通り」まで続くおよそ700mの通りです。通り沿いに、江戸から昭和にかけて作られた洋館などレトロな建物が連なっていて、かつて城下の西の玄関口、城下町・会津若松のメインストリートとして繁栄を遂げた面影をとどめています。会津藩士を祀る「阿弥陀寺」や、現在は喫茶店として活用されている旧郡山商業銀行若松支店などの見どころも点在しています。
磐梯山の伏流水で入れた水出しコーヒーが名物の駅カフェや会津の郷土料理であるみそ田楽が楽しめるお店、A5ランク福島牛のあぶりユッケが人気の鉄板焼き店など、グルメスポットも充実。創業約300年の名入れ可能な会津塗りの老舗や、創業120年の会津産こしひかりを使用したお団子、可愛らしい会津漆器など、ここならではのお土産品も豊富です。会津藩ご用達の老舗で貴重なろうそく作り体験や明治時代に福島県で初めて酒造りが開始された酒造見学も楽しめます。
グルメ・買い物・体験の三拍子が揃う観光スポットとして、人気を集めています。
七日町通り
- アクセス:
JR東日本只見線「七日町駅」下車 徒歩すぐ
まちなか周遊バス「七日町駅前」下車 徒歩すぐ
- 公式サイトはこちら
会津若松の中心部からおよそ2km離れた場所にある「飯盛山」は、標高314mほどの小高い山です。山頂までは「動く坂道」と呼ばれるスロープコンベアで気軽に登れますが、日帰りハイキングでも人気で、展望台からは会津若松の市街地を一望できます。
戊辰戦争の際には、ふもとに会津藩の本陣が置かれていたことでも有名です。山中には会津藩士や新選組ゆかりの品々を展示する「白虎隊伝承史学館」や「白虎隊記念館」、白虎隊自刃の場や白虎隊十九士の墓、白虎清水観音をはじめ、戊辰戦争や白虎隊の歴史を今に伝えるスポットと史跡が点在しています。
「さざえ堂」の愛称で親しまれている「円通三匝堂」は、江戸時代の寛政8(1796)年に飯盛山に建てられた六角三層の観音堂です。名前は、建物の形がさざえの貝殻に似ていることにちなんでいます。内部も必見で、上りの人と下りの人がすれ違わずに巡ることができます。独特な二重らせん構造を採用した木造建築は価値を認められ、国指定重要文化財に指定されています。かつては、内部に西国三十三観音像が安置されていましたが撤去され、現在では会津藩の道徳の教科書として用いられていた「皇朝二十四孝」の絵が飾られています。
飯盛山さざえ堂
- 住所:福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
- アクセス:
磐越自動車道「会津若松IC」から車で約15分
まちなか周遊バス「飯盛山下」下車、徒歩で約5分
- 公式サイトはこちら
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会津東山温泉 御宿 東鳳
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〒965-0813
福島県会津若松市東山町大字石山字院内706 -
磐越自動車道「会津若松IC」から車で約20分
会津若松駅から無料シャトルバスで約15分
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