札幌から車で行ける星空スポット!揃えておくべき天体観測グッズ&服装|にっぽん旅めぐり 札幌から車で行ける星空スポット!揃えておくべき天体観測グッズ&服装|にっぽん旅めぐり

2024年8月2日

# 北海道 # 星空 # 札幌

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札幌から車で行ける星空スポット!揃えておくべき天体観測グッズ&服装|にっぽん旅めぐり

札幌近郊には、雄大な自然と共に星々を眺められる人気星空スポットがたくさん!本記事では、札幌から車でアクセスできる星空スポットと天体観測におすすめの服装や持ち物をまとめています。ぜひ参考にして、星空スポットを巡ってみてください!

カシオペアの丘(嶺泊駐車場公園)

▲カシオペアの丘 <画像提供:PIXTA>
▲カシオペアの丘 <画像提供:PIXTA>

最初に紹介するのは、石狩市厚田区にある「カシオペアの丘」。こちらは、海沿いの高台に作られた駐車場で、正式名称を「嶺泊(みねとまり)駐車場公園」といいます。石狩湾を見下ろす絶好のロケーションで、夕方は夕日スポットとしても人気です。

夜になると、手が届きそうな美しい星空を大パノラマで眺められます。インスタ映えショットを狙いたいなら、満天の星空と一緒に存在感のある電波塔をフレームに収めるのがおすすめ!宇宙との繋がりを感じられる、まるでSF映画のワンシーンのようなドラマチックな1枚になりそうです。施設内には、ちょっとしたベンチもあります。写真を撮り終えたあとは、ベンチに腰掛けて自分の目でじっくりと星空を観察し、銀河と一つになるような神秘的なひとときを満喫しましょう。

カシオペアの丘は、札幌市内からオロロンラインを車で約1時間北上したところにあるので、ドライブにぴったり!カーナビを入力する際は、カシオペアの丘ではなく正式名称の嶺泊駐車場公園と入力する必要があります。駐車場に照明や街灯は無いので、注意して運転してください。

カシオペアの丘の名前に用いられている「カシオペア」は、ギリシャ神話に登場するエチオピア王妃カッシオペイアに由来する星座です。自慢話が好きなカッシオペイアは、自分の娘と海の妖精の美しさを比較したことから海の神ポセイドンの逆鱗に触れてしまい、娘をいけにえとして差し出すことになったという神話があります。

カシオペア座は、構成する5つの星がW字型またはM字型に並んでいる星座を探すと見つけやすいです。2月から4月にかけて北斗七星と一緒に観察できるので、ぜひ見つけてみてください。

基本情報

  • 住所: 北海道石狩市厚田区嶺泊39
  • アクセス:札幌から車で約1時間

支笏湖

▲支笏湖 星空 <画像提供:PIXTA>
▲支笏湖 星空 <画像提供:PIXTA>

続いて紹介するのは、北海道千歳市にある「支笏(しこつ)湖」。約4万年前に起こった支笏火山の噴火により陥没した土地に水がたまって形成されたカルデラ湖です。プランクトンが少ないため透明度が高く、光に照らされることで「支笏ブルー」と呼ばれる青色の輝きを帯びます。

そんな美しい支笏湖は絶好の星空スポット!原生林で囲まれた山の中の湖のため、街灯りに悩まされず見渡す限りの星空を満喫できるのが魅力です。雲のない凪の夜は湖面に星空がぼんやりと反射し、手ですくいとれるほど近くに銀河を感じられます。

▲支笏湖 紅葉 <画像提供:PIXTA>
▲支笏湖 紅葉 <画像提供:PIXTA>

支笏湖の魅力は星空だけではありません。自然を眺めながら漕ぎ出でるカヌーや支笏ブルーを全身で満喫できるダイビング、支笏湖温泉を楽しめる旅館や支笏湖で採れるヒメマスなど、自然の恵みの素晴らしさを体感するさまざまな楽しみ方があります。

なかでもおすすめは、例年10月中旬~10月下旬に見頃を迎える紅葉です。湖周辺は、シナノキ、イタヤカエデ、ヤマモミジ、イチョウなど、秋に色づく森林に囲まれており、展望台や小道、湖上のいたるところから紅葉を楽しめます。耳を澄ませば、キビタキ、オオルリ、シジュウカラなどの野鳥もさえずり。爽やかな秋風に包まれて、心豊かなひとときを過ごせる絶好の紅葉スポットです。

基本情報

  • 住所:千歳市支笏湖温泉番外地
  • アクセス:道央道千歳ICから国道36号、
         道道16号経由で28km 約40分
  • 公式情報

定山渓ダム

▲定山渓ダム展望台 星空 <画像提供:定山渓観光協会>
▲定山渓ダム展望台 星空 <画像提供:定山渓観光協会>

最後に紹介する星空スポットは、札幌市南区「定山渓(じょうざんけい)ダム」。昭和50年代に発生した大洪水への対策と、急増する人口に対応するため建設され、平成元年に完成したダムです。大量のコンクリートを用いることで、ダム自体の重さで水圧に耐える型式の重力式コンクリートダムで、堤高は約117.5m。その高さから、運がいいと放水時に虹が見えることもあるそう!重厚感のあるダムの向こう側には「さっぽろ湖」が広がります。敷地内の下流園地にはピクニックにぴったりの公園や資料館などもあるので、週末のおでかけやデートにおすすめです。

そんな定山渓ダムの人気星空スポットは、湖にそって設置された4つの展望台。第1展望台から第4展望台まで4箇所あり、奥へ行くほど星がきれい……。天気がよければ、まばゆく輝く天の川まで観察できます。

定山渓温泉街からは車で約8分なので、温泉や食事を楽しんでから星空を眺めにでかけるのもおすすめです。

▲定山渓ダム展望台 紅葉 <画像提供:定山渓観光協会>
▲定山渓ダム展望台 紅葉 <画像提供:定山渓観光協会>
▲定山渓ダム展望台 紅葉 <画像提供:定山渓観光協会>
▲定山渓ダム展望台 紅葉 <画像提供:定山渓観光協会>

定山渓ダムは、カエデ、ヤマブドウ、ナナカマド、サクラなど、秋に美しく色をつける自然林が生い茂る人気の紅葉スポットでもあり、例年10月上旬~10月中旬に見頃を迎えます。

紅葉鑑賞を楽しむなら、下流園地から遊歩道の365段(※)の階段を登った先にある「定山渓ダム堤頂展望台」がおすすめです。地上約117m、標高約392mの高さから、美しい紅葉とさっぽろ湖のコントラストを楽しめます。家族や友人、恋人と爽やかな秋風に包まれながら紅葉を見下ろす、心和むひとときを満喫しましょう。

また、周辺には「白糸の滝」や「二見公園」、「豊平峡ダム」や「札幌国際スキー場」など、人気の紅葉スポットが多数!ぜひカメラを持って紅葉巡りにでかけてみてください。

基本情報

  • 住所:北海道札幌市南区定山渓8区
  • アクセス:札幌中心部から車で約50分
  • 公式情報

天体観測のおすすめの服装と持ち物

▲イメージ <画像提供:PIXTA>
▲イメージ <画像提供:PIXTA>

天体観測は、お目当ての星座を待ったり、ベストショットを狙ったりと、夜の屋外で長時間過ごすことになるので、とくに北海道での天体観測では防寒対策が必須です。

厳しい寒さの冬では、厚手のアウターを羽織り、手袋や帽子、マフラーや耳当てなどの小物類もしっかりと身に着けましょう。夏場は日中の気温が高いため薄手で出かける方もいると思いますが、夏の札幌は気温がぐっと下がることがあるので長袖のパーカーや薄手のジャンパーなどの脱ぎ着できる上着を1枚持って行くのがベターです。

持ち物は、観測場所によって必要なものが異なりますが、以下に一般的に天体観測へ持って行くと便利なアイテムをまとめましたので、ぜひ参考にして持ち物を揃えてみてください。

【天体観測の持ち物】





 

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まとめ

本記事では、札幌から車で1時間程度でアクセスできる人気の星空スポットを紹介しました。高台から星を眺められたり、湖面に映る星を楽しめたりと、それぞれ異なる魅力があります。ぜひ参考にして、四季折々の星座を見つけに出かけてみてください!

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